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KONA 2026 ROVE ST / ROVE LTD 比較|“厚み”か、“軽やかさ”か

2026.04.06 BLOG , eirin丸太町店 , KONA(コナ) , グラベルロード , サイクルハテナ(eirin丸太町店別館) , ツーリングバイク

KONA 2026 ROVE ST / LTD 比較|“厚み”か、“軽やかさ”か

ROVEという名前と「楽しい」を第一義とする目的意識を共有しながら、
2026年のこの2台はやや方向の異なる味付けになったと言えます。

 

700C化とともにSUTRA的“厚み”を加えた ROVE ST

【KONA ROVE ST 2026】名作グラベル、現代仕様に進化。それでも「らしさ」は健在です。

 

700C化しつつ軽快さをとりジオメトリを継続した ROVE LTD

軽く速いシリーズ最高峰【KONA 2026】ROVE LTD 700C化含めさらに魅力的に進化

 

同じ出発点から違う方向を向いて進化していくこの2台が、
ラインナップ上で共存していることこそが“KONAらしさ”だと考えています。

 

※KONAのバイク一覧はこちらから!

– 目 次 –
        1. ROVE ST|厚みが増し、さらに頼れる一台に
        2. ROVE LTD|エンジョイ勢だって速いのに乗りたい!
        3. 乗り比べ実走編:ROVE ST vs ROVE LTD
        4. まとめ

ROVE ST|厚みが増し、さらに頼れる一台に

よりスラックなジオメトリーに刷新されたROVE ST

700C化と同時にジオメトリーを見直したROVE ST。

  • リーチはやや長めに

  • ヘッドアングルは約1°スラック化

  • タイヤクリアランスの拡張


よりハードコンディション対応を求める現代のグラベル事情に順応しました。

面白いことに、実はこれ、よりアグレッシブなモンスタークロスであるSUTRA LTDのジオトリーともかなり近いもの。

【KONA SUTRA LTD 2026年モデル】舗装路もダートも速い、超万能モンスターグラベル入荷

  • 新ROVE ST

    フレームサイズ 480 500 520 540
    HA 69.5 69.5 70 70
    SA 75 74.5 74 73.5
    TT 524 539 554 570
    HT 90 110 130 150
    FC 611 623 630 641
    RC 435 435 435 435
    BB 74 74 72 72
    FO 50 50 50 50
    WB 1035 1047 1055 1066
    SH 749 769 790 809
    SK 536 555 573 592
    RH 380 385 390 395
    適応身長 158-163 163-168 168-173 173-178
  • SUTRA LTD

    フレームサイズ 48(410) 50(410) 52(455) 54(455)
    HA 69.5 69.5 69.5 69.5
    SA 75 74.5 74 73.5
    TT 532 545 560 575
    HT 115 125 140 160
    FC 628 636 647 658
    RC 445 445 445 445
    BB 74 74 74 72
    FO 55 55 55 55
    WB 1062 1071 1081 1094
    SH 735 739 773 781
    SK 568 578 592 609
    RH 380 385 390 395
    適応身長 163-168 168-173 173-178 178-183

 

ヘッドアングルやBBドロップ、リーチはほとんど変わらないと言える数値。

ホイールベースはさすがにSUTRAの方が長くなっていますが、実際ここまで似通っているのは非常に興味深い点です。

 

ROVEらしい軽快さにSUTRA的厚みを“ほんのり”プラス

実際その走りも「楽しい」を第一義とするROVEの性格はそのまま、安定感が増しました。

遅くなったという意味ではなく、ROVEの軽快さにSUTRAのようなゴツいバイク特有の“無敵感”がほんのりプラスされ、厚みが出たような感覚です。

 

あくまでほんのり、やりすぎていないのがこのバイクの肝!

  • 標準タイヤは700×40C
  • クリアランスは最大で約50C

さらなる冒険への伸びしろを付け加えつつ、扱いやすさや素直な軽快さはそのまま残されています。

 

20万円アンダーでSHIMANO CUES 1×10 油圧コンポを採用!

これまでのROVE STはSHIMANO SORA 2×9、Microshift SWORD 1×10というコンポでしたが、
新しいROVE STにはSHIMANO CUES 1×10コンポが採用されました。

フロントシングルでワイドなギア比。

何より油圧ディスクブレーキの採用は大きな価値ではないでしょうか。

20万円アンダーの価格帯で油圧は嬉しい!!

 

スペックではなく“タフで頼れる”一台を

ヘッドチューブはオーバーサイズ(テーパードフォーク非対応)。

カーボンフォークへの交換という選択肢をほぼ切り捨てました。

テーパーヘッドで最初からカーボンフォークを装備するROVE LTDとは明確に異なるポイント。

あくまでROVE STの目指す方向性はタフで頼れるバイク。

現代化しつつも、スペック競争にはコミットしないという明確な意思表示!

こういうところにもKONAの考える新しいROVEらしさのアウトラインがぼんやり透けて見えるようです。

 

 


KONA ROVE ST |価格等詳細

KONA
ROVE ST

定価¥193,600- ⇒ 販売価格¥183,920-(税込)

  • SPEC

    • フレーム:KONA Butted Chromoly
    • フォーク:KONA Project Two Chromoly Disc
    • ドライブトレイン:Shimano CUES 1×10speed
    • ブレーキ:Hydraulic Flat Mount Disc
    • ハンドル:KONA Gravel Handlebar(16° Flare)
    • タイヤ:Maxxis Rambler 700×40c
    • リアアクスル:12×142mm
    • リム:Tubeless Compatible
    • ホイールサイズ:700c

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ROVE LTD|エンジョイ勢だって速いのに乗りたい!

ROVE LTD|軽くて速いもまた正義。

なんだかんだいっても速いのは楽しい。

「エンジョイ勢は重いバイクが正義!」みたいな画一的でひとりよがりなパッションだけじゃなく、
一段上の走りを求める人にも選択肢(=ROVE LTD)を用意する。

こういうバランス感覚がKONAの素敵なところ。


ジオメトリーはそのまま、軽やかさ重視

  • 新ROVE ST

    フレームサイズ 480 500 520 540
    HA 69.5 69.5 70 70
    SA 75 74.5 74 73.5
    TT 524 539 554 570
    HT 90 110 130 150
    FC 611 623 630 641
    RC 435 435 435 435
    BB 74 74 72 72
    FO 50 50 50 50
    WB 1035 1047 1055 1066
    SH 749 769 790 809
    SK 536 555 573 592
    RH 380 385 390 395
    適応身長 158-163 163-168 168-173 173-178
  • ROVE LTD

    フレームサイズ 48 50 52 54
    HA 70.5 70.5 71 71
    SA 75 74.5 74 73.5
    TT 515 531 546 562
    HT 90 110 130 150
    FC 592 604 612 623
    RC 435 435 435 435
    BB 74 74 72 72
    FO 50 50 50 50
    WB 1016 1029 1036 1048
    SH 735 754 775 794
    SK 532 551 570 588
    RH 372 378 383 388
    適応身長 158-163 163-168 168-173 173-178

基本のフレーム設計は従来のまま。

ROVE STと比べるとヘッドは約1度立ち、トップも8mm程度短め。

軽やかな気持ち良さを重視するなら、ROVE STのようにSUTRA的“無敵感”を加えるよりも、従来のジオメトリーの方がより優れているという判断。

 

新たにカーボングラベル・Libreと同じ細身のフォークを採用、700C化と相まってより走りそうな雰囲気に。

もちろんヘッドチューブもこれに対応するテーパードヘッドになっているのはROVE STとの大きな違い。

 

SHIMANO GRX 2×12 油圧コンポの採用

12速化されたGRXを採用、低速域~高速域までスムーズなギアが選べます。

あえてダブルというチョイスにも、ROVE STよりもハイスピード走行を想定した設計が伺えます。

もちろんブレーキも油圧。

 

30万円台前半の価格設定、よく考えたら“むしろ安い”!?

「クロモリフレーム・カーボンフォークで高性能パーツ採用、見栄えもそれなりに良い感じの自転車」と考えてみると30万円台前半という価格設定はむしろ安い。

フレームから組むと、どう考えても4,50万円~という領域。

見た目も走りも求める人に良心的価格の完成車パッケージという選択肢があることこそが重要なのです。

 


KONA DEW DL |価格等詳細

KONA
ROVE LTD

定価¥345,400- ⇒ 販売価格¥328,130-(税込)

  • SPEC

    • フレーム:バテッドクロモリ
    • フォーク:フルカーボン(Libre同仕様 / フラットマウント)
    • ホイールサイズ:700c
    • リム:チューブレスコンパチブル
    • リアアクスル:12×142mm
    • ヘッドチューブ:テーパード
    • ブレーキ:フラットマウントディスク

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乗り比べ実走編:ROVE ST vs ROVE LTD

御託はともかく、乗らなきゃ実際分からない、ということで乗り比べ。


ROVE ST

漕ぎ出しでパッと前に出るわかりやすいタイプじゃないですが、しっかり走りに芯があり、低重心安定志向のバイクにありがちなダルさは感じません。

そして「なんか楽しい」と思わせてくれるROVEの伝統的フィーリングはしっかり継承されています。

以前のROVEと比べると、たしかにSUTRA LTD風味をほんのり感じるフィーリング。

スピードもしっかり出せるけど、ゆっくり走っていても楽しいというのが面白い!

 

個人的にCUESってあんまりしっくり来ていなかったのですが、その印象は覆されました。変速もしっかり決まるし、何よりこのレバーの完成度が高い!

スリムで握りやすく、ブレーキタッチ良く、シフトストロークも短め。

細かいところですがこういう部分も気持ちいいかどうか・楽しいかどうかには効いてくるように思います。

 


ROVE LTD

全方位にしっかりスペックアップされた上質な走り、という印象。

中~高速域の伸びは断然LTDが勝ります。

ピーキーなカリカリレーサーではなく、楽しく・気持ち良く走ることが第一義、どこまでも漕いで行けそうなフィーリングです。

実はROVE LTD、足回りも良いパーツついてます。

転がりの良いMAXXISランブラータイヤはROVE STとも共通ながら、ホイールセットは数段上、105ハブにWTBの軽量リムKOM Teamを採用。

700C化による順行性能をしっかり下支え!

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まとめ:ROVE ST・ROVE LTD、どっちを選ぶべき?

ROVE ST・ROVE LTD、どっちを選ぶべき?

“どこでもいける”安心感に厚みをもたせたROVE ST

⇒軽さをとるならハナからアルミかカーボン買うわ、という人には間違いなくおすすめ。

あなたが求めているワクワクは漏れなく内包している大満足の一台。

コスト含めトータルバランスは素晴らしく、どんなフィールドでも頼れる一台となるでしょう。

 

“もっと走りたくなる”軽やかさを突き詰めたROVE LTD

⇒クロモリにロマンを感じつつ重量やスピード感も諦められないならこれ一択!

充実装備がこの値段で手に入るのは間違いなくバリュー。

しっかり走りたい気持ちに全力で応えてくれるはず。

 

 

似ているようでちょっと違う、ROVEシリーズの進化。

クロモリバイク特有のロマンと、実用的な走行性能、それを現実的な価格帯で実現する、
KONA独自のバランス感覚が象徴的に表れているように思います。

 

text: カドタ

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今までのサイクルショップの既成概念にとらわれることなく、スタッフ自身がいちユーザーとして本音で良いと思えるアイテムをセレクトし、”自転車を楽しむ”事をモットーに日々営業させて頂いております。 (主要取扱ブランド:ジャイアント・パナソニックオーダー・コナ・ブリーザー・ロイヤルノートン・フジ・ビアンキ・ジオス・ジェイミス・フェルト・GT・マージ・アラン・ブルーノ・ローローマウンテンワークス・ブルックス・ブルーラグ・シムワークス・ベロオレンジ・アピデュラ・リンタマン・ジロ etc)