超ワイルド、だけど俊敏。【BLACK MOUNTAIN CYCLES(ブラックマウンテンサイクルズ)】la cabra(ラカブラ)
2025.06.28 BLOG , eirin丸太町店 , MTB , グラベルロード , サイクルハテナ(eirin丸太町店別館) , ツーリングバイク , フレームスタッフ角田です。
BLACK MOUNTAIN CYCLESのラインナップでは個人的イチオシ、la cabra。
ざっくり言うといわゆるドロップバーMTB。
近いコンセプトのものでいうと、KONA Sutra LTDや、Breezer RADAR X、そして私が乗っているSalsa Fargoなど。
似ているようでそのいずれとも異なる la cabra、やっぱりMikeさんの作る自転車は、実践的な独自理論満載でおもしろいんです。
・前後BOOST規格ホイール、最大29×2.3″・27.5×2.8″のワイドタイヤクリアランスのドロップバーMTB
・鈍重なだけではなく、クイックな反応性と軽快なハンドリングをも演出するワイルドかつ俊敏な味付け
・無数のダボ穴、ドロッパーポスト対応などツーリングでもトレイルでも有能
・敢えてのオーバーサイズヘッド規格やセグメンタルフォークなど、クラシックアメリカンバイク感もたっぷり
海外レビューサイトでも超高評価を得ている一本。
Fargoとの違いが気になりすぎるのでぜひぜひぜひ組付けさせてください~!
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【BLACK MOUNTAIN CYCLES(ブラックマウンテンサイクルズ)】la cabra(ラカブラ)フレームセット
– 目 次 –
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スペック詳細
【BLACK MOUNTAIN CYCLES(ブラックマウンテンサイクルズ)】
la cabra V2(frame set)
SPEC
- ヘッド規格:1 1/8″ アヘッド
- シートポスト径:30.9mm
- フロントエンド幅:110mm × 15mmスルーアクスル
- リアエンド幅:148mm × 12mmスルーアクスル
- BB規格:JIS(73mm)
- ブレーキ台座:ディスクブレーキ対応
- ホイールサイズ:29×2.3″〜27.5×2.8″
- 素材:クロモリ
- カラー:Yellow Grey
フレームジオメトリー
フレームサイズ | 16″(405) | 17″(432) | 18″(460) |
HA | 70 | 70 | 70.5 |
SA | 74 | 73.5 | 73 |
TT | 545 | 560 | 580 |
HT | 125 | 150 | 175 |
FC | 624 | 635 | 641 |
RC | 444 | 444 | 444 |
BB | 70 | 70 | 70 |
FO | 55 | 55 | 50 |
WB | 1059 | 1070 | 1075 |
SH | 748 | 773 | 799 |
SK | 581 | 604 | 632 |
RH | 376 | 378 | 385 |
適応身長 | 160~ | 170~ | 178~ |
超ワイルド、だけど俊敏。
長距離も悠々とこなしながら、どんなフィールドでも遊び場に変えてしまう万能感。
私自身、Fargoを手に入れてから、ドロップバーMTBの可能性をひしひしと感じています。
決してトゥーマッチな選択肢ではありません、ゴツすぎるかもとためらう人にこそ試していただきたい!
この手のバイクで今一番の注目株といえばこのLa cabraではないでしょうか。
80年代からMTB+ドロップハンドルの可能性に気付いてしまっていたブランドオーナーMikeさん。
その最終到達点的バイクがla cabraです。
前後BOOST規格に最大29×2.3″・27.5×2.8″のワイドタイヤクリアランス、画像がまさに27.5×2.8。しっかりマッドクリアランスも確保されています。
現代のMTBの足回りを完全に踏襲しつつも、逆に下り性能ばかり重視される中で失われてしまったツーリングバイク的・ATB的万能性も兼ね備えた一台。
KONA Sutra LTDや、Breezer RADAR X、そして私が乗っているSalsa Fargoなどが例として挙げられるこのジャンル。
そもそもニッチ過ぎるジャンルですが、Mikeさんの考えるバイクはその中でもやはり一癖アリ。
そもそもがハナからカーボンフォークを諦めたOSヘッド仕様というだけでもかなりクサい。
まあこのかっこよすぎるセグメンタルフォークを入れ替えたくなる人はなかなかいないかもしれませんが…。
それらがトータルで醸し出すクラシックアメリカンバイク感ももちろん魅力ですが、実用性こそが肝要。
自分で作って自分の店で売る、Mikeさんのリアルな経験に裏打ちされた実践的な独自理論満載です。
例を挙げるとヘッドアングル、69度あたりに落ち着いている他社類似バイクに比べ、やや立ち気味の70~70.5度という設定。
ダートライドでの十分な安定性を確保しつつ、バイクを操る快感に直結するクイックなハンドリングにもこだわるあたり、Mikeさんらしい味付け。
その他のジオメトリーは比較的一般的なものですが、チューブの選定からしっかりMikeさんのマジックがかかっており、登りもぐいぐい進むとの評判です。
もちろんそこらのグラベルバイクとはレベルの違う走破性はトレイルに持ち込めばすぐにおわかりいただける事でしょう。
そう、la cabraは超ワイルド、だけど山羊(=la cabra)のように俊敏。乗ってて楽しくないバイクじゃ意味がない!ということ。
もちろん各所に無数のダボ穴を完備、重積載ツーリングでも超有能。
だけどまずは無積載でゴリゴリ山を走っていただきたい。
内装式ドロッパーポストにも対応しています。
あとはどうアッセンブルするか。
450mmオーバーのワイドドロップハンドルがここまで似合うのはやはりこの手のバイクならでは。
個人的フロントチェーンリングのおすすめは32~34Tあたりです。
シルバーパーツも似合いそう、でも黒で無骨に引き締めたさも捨てがたい…
考える時間がこんなに楽しめそうなバイクもなかなかありません。
まとめ
写真はMサイズ相当17″、納得の車格感。代理店さんの尽力によりV2からSサイズ16”でもシートチューブが伸び美しいシルエットになりました。
スタンドオーバーは若干犠牲になりましたがやはり見た目の良さは超重要…。
美しさだけでなく肝心の乗り味もbikepacking.comなど海外レビューサイトでも超高評価を得ている一本。
私自身Fargoとの違いが気になりすぎるのでぜひぜひぜひ組付けのご用命を~!
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