いわゆるグラベルロードとはひと味違うこの佇まい。

それもそのはず、ドロップハンドルを備えつつも中身はほとんどMTB。

・圧倒的走破性を誇る29×2.25″(700x52C)タイヤ、前後BOOST規格を備えたドロップバーMTB

・MTBゆずりのフォワードジオメトリーを採用し悪路での安定感抜群

・ジオメトリーの工夫とタフなクロモリチュービングにより見た目を裏切るキビキビとした反応性

・無数のダボ穴を備え荷物積載も自由自在

・SRAM APEX 1 1x11speedコンポ、TRP HY/RD機械/油圧ハイブリッドブレーキ採用

荷物満載のアドベンチャーツーリングバイクとしての性格を備えつつ、29erタイヤの走破力でトレイルもOK。

このごっついルックスならさぞ鈍重なバイクだろうと思われるかもしれませんが、キビキビとした反応性を備える乗り味も魅力の一つ。

世の中見渡してもこんな楽しいバイクなかなかありません！

さすがはMTBの始祖が一人 JOE BREEZ。

自転車でヤンチャする初期衝動がたっぷり詰まった一台です。

 
※GRX油圧コンポ搭載の上位モデルRADAR X PROはこちら

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MTBの走破性+見た目を裏切る反応性が魅力のモンスタークロス【BREEZER（ブリーザー）】RADAR X（レーダーエックス）【2024年モデル】

モデル、価格、サイズについて

BREEZER
【2024年モデル】RADAR X

販売価格：￥231,000-(税込)

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フレーム設計

BREEZERのRADARシリーズといえばオーソドックスな規格と幅広い用途に対応する汎用性が魅力のグラベルバイクですが、「X」は全くの別物。

MTB並みのスペック・走破性を備え、剛性感高いキビキビとした走りが魅力の「モンスターグラベル」とでも言うべき内容に仕上がっております。

①前後BOOST規格の採用

現代のMTBで標準採用されるBOOST規格を前後ホイールに採用。

車軸の横幅をググっと拡張することによりホイール全体の横剛性を高めています。

足を閉じて立つのと開いて立つのとでの違いを想像していただければ分かりやすいでしょうか。横からの入力に対してスポークの踏ん張りがシッカリ効くのでオフロードでもホイールがよじれにくく、踏み込みの力もしっかり推進力に変換してくれます。

②MTB譲りのフォワードジオメトリ―を採用したタフなクロモリフレーム＆フォーク

タフな4130クロモリチューブを採用。重量こそそれなりにありますがガシッとした剛性感が存分に味わえます。

負荷のかかりやすいヘッドチューブとの接合部分にはX型のガゼット補強。実用性第一な武骨なディティールがたまりません。

フォークもタフなクロモリ製。テーパードヘッドチューブが採用されているのでカスタム選択肢も幅広く存在。

より軽快性を求める方はカーボンフォークに、走破性をさらに高めたい！という方はサスペンションフォークを使っても面白いかも。

通常よりヘッドアングルを寝かし、トップチューブを長めにとったフォワードジオメトリーを採用。

 MTB譲りの子の設計によってオフロードでも安定したハンドリングを実現しています。

シートチューブはリアホイールに沿うような形に湾曲。

ワイドクリアランスを実現しながらチェーンステー長さを短縮⇒踏み込んだ時の反応性を高めています。

実際試乗してみると思わず「おおっ」と声が上がる鋭い加速性能。

③READY FOR ADVENTURE！荷物積載も自由自在

フレーム各所に備えられた夥しい数のダボ穴。

荷物積載に困る事はまずないはず。

ガッチリしたフレームなので荷物を積んでもふらつくことなく前に進んでくれます。

内装ドロッパーポストにも対応、オフロードを遊びつくしたい！という方には間違いなくおすすめのカスタム。

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パーツアッセンブル

メインコンポーネントはSRAM Apex 1×11 speed。

シマノGRXと人気を二分する定番グラベルコンポーネントを採用。

個人的にはブレーキレバーが横にぐにゃぐにゃ動かないSRAM推し。

ダブルタップレバーの軽快な操作感もお気に入りポイントです。

リアディレイラーは当然スタビライザー付き、オフロードでのチェーン暴れを抑制してくれます。シマノと違っていちいちON OFF切替が必要ないのも◎

クランクセットはFSA Comet Modular、MTB用の武骨なルックスがGOOD。

チェーンリングはナローワイド仕様の38T、リアカセット42Tと組み合わせてギア比1以下を実現可能です。

ブレーキはワイヤー引き油圧ディスクキャリパーのTRP HY/RD。

チープな機械式ディスクだと自転車のキャラクター的にさすがに心配になりますが、これならしっかり効いてくれるはず。

WTBのXCタイヤ、NINE LINE 29×2.25を採用。

実測約55mmのボリューム、既存のグラベルバイクとは次元の違う走破性＆クッション性を発揮してくれます。

ノブが詰まっているのでオンロードでも転がり良好、でっかいタイヤをぶんぶん回しながら走るのは無敵感があって気持ちいいですよ～！ 

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まとめ

はちゃめちゃに遊べる一台が欲しいならこのバイクすんごくおすすめです。

長距離ツーリングの途中で見つけた美味そうな極上トレイルに嬉々として飛び込んでいく…そんなアドベンチャー野郎はきっと普通のグラベルバイクじゃ満足できなくなるはず。

こんなゴツい自転車持て余しそう…という方もご心配なく。

機能性云々を抜きにしてもとにかく乗って楽しいRADAR X。

ひと漕ぎするだけでもハッピーになって、気付けば自転車が冒険へと連れ出してくれるはずです。

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