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about “GROWN BIKES”

数々の名作アウトドアバッグを展開する「RawLow Mountain Works(ロウロウ マウンテンワークス)」のリョウタロウ氏と

京都発ハンドメイド自転車工房「E.B.S」がタッグを組んだ 日本発ブランド「GROWN(グロウン)BIKES」。

国内ハンドメイドで製造されるフレームセットや、高いコストパフォーマンスとクラフトマンシップ感じる拘り&非常に美しい佇まいのミニベロやキッズバイク、オリジナルパーツなど。

自転車に対する深い造詣に加え、アウトドア全般~ファッションの分野など 自転車マーケットのみならず幅広いアンテナ感度から生まれる各アイテムには

国内外問わず大手ブランドとは勿論、マニアックな海外スポーツバイクブランドとも一味違う、(世界中見渡してもちょっと代わりが見つからない)

独自のセンスがキラリと光るオンリーワンな価値を感じます。

「GROWN BIKE」に関するブログ一覧はコチラ

今回紹介するブランドのアイコン的存在「HEY JOE」は、

マウンテンバイクの始祖、古き良き「ATB(オールテラインバイク)」を 現代的解釈でオマージュしたモデル。

最大タイヤクリアランスは27.5×2.3インチ設計。

クランカーバーハンドル仕様で組むのは当然バッチリですが、700Cホイールで組み上げたり、ドロップハンドル仕様でのアドベンチャー/ツーリングバイク/グラベルバイクのように組み上げたり、

今回のようにオーセンティックなATBスタイルをベースに至高のグラベル・コミューターバイクとして組み上げたり。

乗り手がしたいように&自由な発想で組み上げてOK

長距離でも短距離でも。オンロードでもオフロードでも。

肩の力を抜いて付き合うも、趣味に没頭するような一台として付き合うも。

レースで一等賞を取る事以外なら、どんなフィーリングでもバッチリハマる。そんな懐深さが魅力的。

まさにMTBが生まれた頃がそうであったように、乗り手を自由なフィーリングで目的地まで連れてってくれる。そんな自転車です。

フレームは、日本国内で唯一ハイエンド自転車向けパイプを生産している福島県産KAISEI社製パイプ「022」を採用。

溶接は京都に工房を構えるE.B.Sにてハンドメイドで製作されているという背景をもちます。

そして何よりフレームに施された この通常の自転車とは一味違う ”パーカーRAWフィニッシュ”の風合い。

フレーム自体に防錆処理をした後、マットクリアコートのみで仕上げられた 素材や手仕事の質感を生かした 通常の塗装では表現できない独特の魅力があります。

世界中の感度高いサイクリストから高い評価を得るアメリカンハンドメイドブランドのような雰囲気ありつつも

ただの模倣に終わらず、そこを深く紐解き、その使用フィールド背景含め ”日本人らしさ”を忘れずに作り込む高いセンスと国内ハンドメイドによる確かな技術を用意。

正に「~自分達が欲しいモノを作る~JAPAN ガレージブランド然」としたブランド「GROWN BIKE」ならではの一台です。

HEYJOEの詳しい説明はコチラのブログをチェック

-目次-
・モデル、価格、サイズについて
・HEY JOE (ヘイジョー)フレームセット詳細説明
・完成車 制作例
・まとめ

モデル、価格、サイズ、ジオメトリーなどについて

【 GROWN BIKE / グロウンバイク 】HEY JOE (ヘイジョー)フレームセット

販売価格:¥138,000(税別)/ ¥151,800(税込)

~オフィシャルオンラインストア~

◇本モデルは完成車ではございません。フレーム&フォークセットでの販売となります。

◇トップチューブの形状が2種類(ストレートorラウンド)あります。

「サイズ(シートチューブ(C-T)」

・ストレートver : S/460mm、M/485mm、L/520mm

・ラウンドver : S/405mm、M/430mm、L/465mm

「主な仕様」

フレーム素材 : クロモリ(Kaisei 022)
ヘッドパーツ : 1-1/8
ボトムブラケット : JIS
シートクランプ : 31.8mm
シートポスト: 27.2mm
ブレーキ:フラットマウント
最大タイヤクリアランス : 27.5×2.3
O.L.D : フロント100x15mm リア142x12mm
FD取付 : 28.6mm
センタースタンド台座

~HEY JOE 関連ブログ はコチラ~


「ジオメトリー」

各サイズにおける適応身長においては、どのようなパーツの構成、どのような乗り方を希望するか?によって変わりますので、ご相談下さいませ。

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HEY JOE (ヘイジョー)フレームセット詳細説明

1970年代MTBの源流を創り出したJOE BREEZE (BREEZER BIKES)へのリスペクトと、

あの神様 Jimi Hendrixのデビュー曲「HEY JOE」のリズムとバイクペダリングの親和性。

そのダブルミーニングから名づけられた「HEY JOE」

バイクパッキングツーリング、キャリアやフェンダーなどの取付もスムーズに行える豊富なダボ穴が用意されたフレームには、

国内で唯一ハイエンド自転車向けパイプを生産している福島県のKAISEI社製によるダブルバテッドチューブのスタンダード、丈夫さと軽量性のバランスに秀でる事で 今もなお良質なオーダーメイドツーリングバイクに採用され続ける「022」が採用。

フレームの溶接は京都に工房を構えるE.B.Sにてハンドメイドで製作されています。

そして そのパイプを彩るのは、ヘビーデューティ然とした雰囲気が男心をくすぐる溶接痕など手仕事や素材の質感そのものが表現された「パーカーRAWフィニッシュ」仕上げ

塗装をせずフレーム素地にそのままクリアコートをかける通常のRAWフィニッシュとも一味違う、この無垢の金属色(もっと薄いシルバー色になります)よりも濃く黒ずんだ絶妙な色味のこの処理。

実はクリアコート前に素材の表面にリン酸塩で表面を酸化させた “防錆処理”を施したもの。

味のあるパイプ同士を接続する溶接部/ロウの鈍金色はそのままに、外部からの ”錆”に強く(勿論防錆されている面よりも深くキズがいけば錆びるのですが)、

使えば使う程に否応なく生まれるキズ、それはもはや”味わい”に。

本モデル:HEYJOEの格好良さの大きなポイント⇒クロモリ素材の有機的な素材感と重厚感が更に感じられる スペシャルな仕上げとなります。

本モデルの最大タイヤクリアランスはMTB 27.5×2.3インチで設計していますが、ホイールを高速順行性を重視した 700Cにして組み上げたり、

ドロップハンドル仕様でのアドベンチャー/ツーリング~グラベルバイク/クロスバイクのように組み上げたり。

乗り手がしたいように様々な用途に組み上げてどこにでも連れて行ってくれる、まさに現代的解釈「ATB / オールテラインバイク」と呼ぶにふさわしく、

スポーツサイクル=スピードにとらわれず、セオリーに縛られず、「楽しむ事」にこそ その本質あり。

「HEY ! JOE (MTBの源流を世界で初めて製作したJOE BREEZE)」俺たちの自転車を見てくれよ!?

そんなスポーツサイクルの原点回帰、初めてスポーツ自転車に乗った時の初期衝動を感じさせてくれる一台です。

~HEY JOE 過去の作例 はコチラ~


HEY JOE 完成車制作例

「主なスペック」

ディレーラー:SHIMANO DEORE 1x10SPEED

シフター:MICRO SHIFT サムシフター

ヘッドパーツ:VELO ORANGE Threadless Headset Mirror Finish

ブレーキレバー:DIACOMPE SS-6

グリップ:RINDOW TARUGATA

ブレーキキャリパー:SHIMANO BR-RS305 フラットマウント

クランク:FORMOSA 36T

ホイール:VELO ORANGE Disk Hub + GROWN RIM 27.5″

タイヤ:SIMWORKS by PANARACER Homage  700x43C

ステム:NITTO FW-31 100mm

ハンドル:SIMWORKS by NITTO Getaround CrMo Bar

サドル: Selle Anatomica X1 Leather Saddle

シートポスト:SLIT SEATPOST

  • 今回のHEY JOE完成車は、MTBの源流:古き良きATBスタイルをベースにハンドル周りをSIMWORKS BY NITTOの名作「GET AROUND BAR」を採用。通常のフラットハンドルよりも絶妙に手前に戻って来る”カモメ型”の形状は手首との角度や腕周りがとても心地よくバイクコントロールも上々。幅700mmと充分な幅ながらバイク全体をマイルドな雰囲気にしHEYJOEとの相性はバッチリです

  • 全体の構成にあわせ、クランクには市場でも数少ないシルバーカラーをラインナップするFORMOSA製を用意。グラベルバイクやMTB、ロードバイクにとあらゆる車体に適合する規格、そして充分な剛性と軽量性を併せ持つモダンな機能性を用意しコストパフォーマンス面も実に優秀(詳しくはコチラ)

  • サドルには、アメリカ国内唯一のハンドメイドレザーサドルメーカー「とにかく長時間、どれだけ乗っても快適なサドル」をテーマとするSELLE ANATOMICA のX1 Leather Saddleを。中央に大きくあけられた穴がによって柔軟性を用意し、乗り心地と、左右分割した動きによるペダリングのしやすさを両立。その座り心地の良さは勿論の事、クラシカルとモダンの絶妙なバランスはHEYJOEの雰囲気にもピッタリですね

  • ブレーキレバーにはレバー部もブランド刻印がソソられるDIACOMPE SS-6を用意。グリップには、まるで’50~60年代の英国モーターサイクルのようなオーバル形状が雰囲気そそるTARIGATAグリップをチョイス。PVC製でグリップあるあるベタベタしちゃう事も殆どありません。また変速レバーには左右にパチパチと回すだけのシンプルな構造、そしてカタツムリの様なコロンとしたルックスもステキなマイクロシフト製サムシフターを用意。

  • HEY JOEのフレームはフロント15x100mm&リア12x142mm スルーアクスル規格が採用。ハブには各アダプター(フロント:12mm/15mmスルー&QR、リア:12mmスルー&QR )が標準で用意されるVELOORANGE製を用意。リムにはシルバーポリッシュ&ノンロゴが潔いGROWNリムを。タイヤにはオンロード~グラベル、街乗り~ロングツーリングとマルチにこなす名作PANARACER GRAVELKING SS 27.5×1.9”を。

  • ボトルケージには、シンプルだけど他にない形状が目を引く5mm径のステンレススティール製チュービングで形成されたシンプルでエレガントな日本製のボトルケージ【 PDW / ポートランドデザインワークス 】ZIGZAG BOTTLE CAGEを用意。


まとめ

バブアーのオイルジャケットを羽織られたまるでモデルさんのようにカッコイイ!オーナー様。

もうずっと前からこのバイクに乗っておられた?かのように、HEYJOEにばっちりハマっておられますネ!

普段よりPCをパニアバッグに入れて自転車移動されるという事で、ご納車の際は、

フィンランド~ヘルシンキ発ブランド「PELAGO/ペラゴ」のCommuter Rear Rack(シンデレラフィット!)を取付させて頂きました。

「長く付き合える一台を」~良い自転車~の一つのテーマとして、よくご要望頂き&提案させて頂く事ございますが、個人的には本バイクはまさにソレ。

それは、飽きが来ないようなデザインの面やクロモリフレームの強靭な素材やそれを支える規格、またチョイスするパーツの面もありますが、

どういったキャラクター&ブランドのバイクに乗るか?も重要なポイントかもしれません。

本モデルはGROWNという日本の新鋭スモールブランド。

世界中のメディアで大きく取り上げられるようなブランドでもなく、レースで勝利する為のラインナップがある訳でもありませんが、

本ブランドがジャパンブランドであり、本フレームが 日本製のパイプを使い国内京都で溶接されているという背景も然り、

ジャパンブランド=「地の物」を使いその土地で生活するという思考は、ひょっとするとその一台と長く付き合っていける大きな要素なんじゃないかな?なんて思います。

そんなGROWNBIKES HEY JOE。

作り手自身は、我々と同じく国内外問わず様々な他社トレンドブランドに囲まれながらも、そこでも物足りていないマインドをもつ、正にトンがった自転車フリークな人達。

軽さや速さ、またはコスパなど、様々な数値的優劣で良し悪しを語られがち&海外ブランドに評価が集中されがちなスポーツサイクル市場ですが、

そういった、あらゆる物事から解放されるマインドフリーな一台に是非乗ってみては如何でしょうか?

フレーム単体での販売は勿論、完成車へのご用命も大歓迎!是非ご相談下さいませ!




 

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京都市河原町丸太町交差点の南西角に位置する【サイクルショップエイリン丸太町店】とその交差点斜め向かいの別館【サイクルハテナ】は、中古スポーツ自転車をはじめ、通学用 通勤用といった初心者向けのクロスバイクやロードバイクは勿論、グラベルロードやシクロクロス、それに伴うカスタムパーツをはじめ、バイクパッキングアイテムといったツーリング・キャンプサイクリングに便利なアウトドアギアも専門的に取り扱っております。
今までのサイクルショップの既成概念にとらわれることなく、スタッフ自身がいちユーザーとして本音で良いと思えるアイテムをセレクトし、”自転車を楽しむ”事をモットーに日々営業させて頂いております。 (主要取扱ブランド:ジャイアント・パナソニックオーダー・コナ・ブリーザー・ロイヤルノートン・フジ・ビアンキ・ジオス・ジェイミス・フェルト・GT・マージ・アラン・ブルーノ・ローローマウンテンワークス・ブルックス・ブルーラグ・シムワークス・ベロオレンジ・アピデュラ・リンタマン・ジロ etc)