HOW I ROLL CHAMP|競輪文化が培った美学をすべての人に
2026.06.04 BLOG , eirin丸太町店 , コミューター , サイクルハテナ(eirin丸太町店別館) , シングル / ピストバイク , ツーリングバイク
HOW I ROLL CHAMP|競輪文化が培った美学をすべての人に
店頭でご覧いただいた方から「なんかかっこいい」「きれい」と言われがちなCHAMP。
実際、10万円クラスの完成車の中で頭ひとつ抜きんでた、とてもきれいな自転車だと思います。
見た目だけ整えてもこういうモノは出来上がりません。
ちゃんとカルチャーにリスペクトがあって、押さえるべきポイントをしっかり押さえているからこそ。
それでいてお高くとまるわけではなく、初めての人でも安心して向き合える内容、愛情とやさしさを感じるパッケージ。
ちょっとでも面白い選択肢を福井さんが色々探し回った結果「これしかないかも」となり、お取り扱いが決まったHOW I ROLL CHAMP。
その魅力に迫ります。
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– 目 次 –
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HOW I ROLL CHAMP スペック・価格等詳細

CHAMP
販売価格:¥103,400-(税込)
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SPEC
- フレーム:4130 Cr-Mo Double butted TT & DT
- フォーク:4130 Cr-Mo
- ハンドルバー:Alloy 580mm
- ブレーキレバー:Dia-Compe MX121
- クランク:6061-T6 Alloy 165mm
- リアハブ:Fixed & Free Double Thread
- タイヤ:700×25c
競輪文化への理解と細部への拘りが作る美しいシルエット

詳しくない人がみても、なんとなく心惹かれてしまうCHAMPの佇まい。
奇をてらったデザインというわけでもなく、むしろごくオーソドックスで、小細工が入り込む余地のないほどシンプル。
それでも美しいと感じてしまうのは、その背景にNJSの規格化以降、約50年ほぼ姿を変えず磨かれ続けてきた日本の競輪文化あってのことなのです。

クロモリ、といえば細くてシャープなシルエットのクラシカルな自転車を想像される事でしょう。
最古の自転車フレーム素材であるクロモリですが、現代においてはボリューム感があってモダンな雰囲気の車体も多い中、
CHAMPのシルエットにはとりわけクラシカルな雰囲気を感じます。
これこそが、70年代後半からレギュレーションによってその姿形をほとんど変えずに残してきた日本の競輪自転車をオマージュしたカタチです。
細身のパイプチョイスをはじめとする、細部へのこだわり

「NJS的クラシックバイク」を作るのはそう単純なことではなく、ひとつひとつ丁寧に細部をこだわっていくことでしか成立しません。
たとえば、現代のクロモリではより高剛性化を狙い大径のパイプが選択されがちなところ、昔ながらの細身のチューブセットを使用。
例えば同じ競輪オマージュのトラックバイク、FUJI FEATHERと比較してももう一段ほっそりした印象。
この細いチューブの繊細なシルエットが、全体の印象をクラシカルで上品なものに見せてくれるのです。
細いとフニャフニャになってしまいそうですが大丈夫、実際の乗り味はクロモリらしいバネ感がありつつ、カチっと芯もしっかり通った気持ちの良い走り。
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全サイズ、ホリゾンタル(=フレームの上部パイプが地面と水平)。
身長の低い方にとってはちょっと条件が厳しくなりますが、やっぱり美しいシルエット。
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スッと緩やかにカーブを描くフロントフォークも福井さんの推しポイント。
丸っこいチューブ形状、肩のラグなどなど、ケイリン感ムンムンの美しい佇まい。
ルックスも実用性も考慮されたパーツ選定

自転車の印象を形作るのはもちろんフレームだけではありません。
各パーツのチョイスも非常に大切。
完成車としてコストのかかるパーツは使い難い制約の中でも、
性能の根幹にかかわる部分には、妥協無く上質でちゃんと使えるものが奢られ、
美観的な意味でも、押さえるべきポイントはカチッと押さえたパーツ選定がなされています。

もっとコストを抑えたり、目につきにくい場所で手を抜くことはいくらでもできるはず。
ただ、第一印象でグッとくるこのCHAMPの佇まいの秘訣は、トータルの完成度にあります。
電卓はしっかり叩きつつ、ちょっとでもいいものを作るために、妥協できない部分は意地でも死守、
理想と現実の狭間で悩みぬかれたアッセンブルなんだろうなということがビンビンに伝わってくるんですよね。
これもひとえに競輪&トラックバイクカルチャーへの愛ゆえに、といったところでしょうか。
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スレッドステムはノーブランドながらNJSっぽい形の美しいものを。世界観を崩さないDIA-COMPEレバーも抜かりなく。
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フリップフロップ仕様、最初から固定/フリーギアのチョイスが可能。ラージフランジで肉抜きされたハブは見た目も良いし、シールドベアリングなので回転も◎
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低価格タイヤの中でも評価の高いIRC JETTYというタイヤチョイスも絶妙。ポリッシュ仕上げのリムも嬉しいポイント
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ROLLS系のクラシックシェイプのサドル。ブレーキアウターを留めるクランプバンドも細身で綺麗なパーツがチョイスされている
まとめ

完成車状態で十分美しいCHAMP。
強いて言えばグリップとハンドルバーのチョイスには改善の余地を感じますが、むしろユーザー側の好みに合わせてカスタム選択肢が残されているということなのでしょう。
もう一点、強調しておきたいのが、「誰が乗っても楽しく・美しい自転車」であるということ。
トラックバイクの美学が存分に詰め込まれた自転車ですが、「固定原理主義のピスト野郎専用マシン・初心者お断り」といった気難しさはありません。
フリーギアでカゴなんかつけてゆったり街を流しても全然アリ。
誰にでも開かれた乗り物になっているのも素晴らしい美点です。
ここまでこだわったバイクが約10万円とあって、2026年モデルは先日国内入荷したばかりですが、メーカー在庫でも既に大きなサイズしか残っていない人気具合。
気になる方はお早めに。
text:カドタ
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