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【PANASONICフルオーダー ピストバイク】NJSベースのこだわりジオメトリー。メカニック福井の京都的アーバントラックバイク【STAFF BIKE】

2026.03.13 BLOG , eirin丸太町店 , PANASONIC ORDER (パナソニック オーダー) , サイクルハテナ(eirin丸太町店別館) , シングル / ピストバイク

京都の街を滑らかに駆ける最適解を求めて、PANASONICでフルオーダー。

当店メカニック福井が、自身のこれまでの自転車遍歴を注ぎ込み完成した、PANASONICのフルオーダーピストバイク

NJS規格をベースに京都の街中を日々駆けるアーバントラックバイクとして、フラットバー前提のジオメトリでカスタムオーダー

トラックバイクという、もっともシンプルで誤魔化しの効かないジャンル。
それゆえに些細な違いが乗り味にもルックスにも影響してくるもの。

物静かで普段はピットの奥から出てきたがらない彼ですが、自転車にかける情熱と、緻密な独自ロジックにより磨き上げられた美学への拘りは人一倍。

理想を全投入した一台は、普遍的美しさの中にもひとひねり、彼なりの美学とリアリティが詰め込まれた素晴らしいものとなりました。

 

※PANASONICについてはのブログ一覧はこちらから

【PANASONICフルオーダー ピストバイク】NJSベースのこだわりジオメトリー。メカニック福井の京都的アーバントラックバイク

– 目 次 –
        1. 「スペック・価格等詳細」
        2. 「京都的トラックバイク最適解。グラベル、ロード、コミューター…様々な車種に触れてきた経験と独自の美学が導き出す答え」
        3. 「PANASONICフルオーダーの醍醐味。NJS的ニュアンスをフラットバー仕様に落とし込んだキメラジオメトリー」
        4. 「トラックバイクは美しくてなんぼ。PNASONICフルオーダーならルックスも自由自在。」
        5. 「セオリーを押さえつつ固め過ぎない、オトナのパーツアッセンブル」
        6. 「まとめ:PANASONIC フルオーダーで理想の一台を。」


京都的トラックバイク最適解。グラベル、ロード、コミューター…様々な車種に触れてきた経験と独自の美学が導き出す答え

京都的トラックバイクの最適解とは

ともすればイケイケなノリになってしまいがちなピストバイク、しかしながらその魅力は本来普遍的なもの。

物静かな人でも遠慮なく享受できるピストバイクがあってもいい。

派手なトリックをするだけじゃなく、京都の街で日々跨る道具として完成されたものがあってもいい。

だけど探してみるとなかなかないんです。

 

ピスト乗りからは無視されがちなPANASONICにスポットライト

そこで福井さんが選んだのがPANASONIC オーダーフレーム。

NJS認可のビルダーでありながら、どちらかというとロードのイメージが強く、ピストバイクカルチャーの中でここが深堀されることって、そういやなかなかなかった気がします。

グラベル、ロード、コミューター…様々な車種に触れてきた福井さん自身の自転車遍歴からはすっと馴染むチョイス。

何よりそのモノづくりへの信頼度はピカイチ、当店でも長くオススメしてきたブランドです。

 

福井さんの美学と経験がみっちり

ピスト乗りに刺さるディティールをしっかり押さえながら、オトナのコミューターライクな上品さも感じる仕上がりは福井テクニックのなせるワザ。

彼の自転車遍歴の結晶のようなバイクに仕上がっているように思います。

普段は物静かであまり前に出たがらない福井さんですが、身に着けるものや、日々触れる道具にはこだわりが強く、内に秘めたる情熱と、隅々まで完成されたゆるぎない美学を持つ人

自分もパーツ選定に悩んだらまず福井さんにどっちがいいか聞くことにしています。

「いやこっちでしょ」と即答で答えが返ってくるので、「ものさし」として大変重宝しています笑

PANASONICフルオーダーの醍醐味。NJS的ニュアンスをフラットバー仕様に落とし込んだキメラジオメトリー

ピストといえばやはり競輪。PANASONICは競輪選手にもフレームを提供できるNJS認可のビルダーです。

基本はサイズごとのセミオーダーシステムを展開しているPANASONIC ORDER SYSTEMですが、トラックバイクに関してはかなり細かい数値までオーダーが出来ます。

競輪の長い歴史の中で磨き上げられてきたレーシングマシンたち。

今回福井さんはその設計を参考にしつつ、京都の街中で日常的に乗る用途を踏まえフラットバー前提のジオメトリーにアレンジ。
リーチやハンドル位置などを細かく調整し、街乗りで自然に扱えるバランスに仕上げています。

 

  • フレームサイズに対してトップチューブを長く取ることでフラットバーでも窮屈感のないジオメトリーに。
    見た目のバランスも基本クラシックながら、長めのフロントセンターがいい意味でほんのりスパイス

  • BBドロップは60mmと意外と低重心寄りに設定。とりあえず反応性を重視して高重心に設定されがちですが、街中を気持ちよく駆けるため、ロードライクな巡行性も確保。過度なピーキーさは抑えられ、軽快で、長く乗っても疲れない大人のアーバントラックバイクに。

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  • 焼き入れパイプTANGE PRESTIGEをチョイス。しっかり剛性がありつつ、すぐにヘタることなく長く使える良いバランス。
    ※各チューブの特性についてはこちら

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実際のインプレッションもまさに狙い通り。

フラットバーでもしっかり出力が出せるポジション。

ペダルを踏むごとに細身のチュービングが生み出すクロモリらしいしなりが味わえる極上のシルキーさ。

分かりやすい高反応系バイクではありませんが、どんどんスピードが伸びていくようなこの感覚は、日々の通勤ライドを楽しいものに変えてくれるでしょう。

市販フレームではなかなか成立しないニュアンスも、フルオーダーなら形にできる。
その自由度こそが、パナソニックオーダーの魅力です。

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トラックバイクは美しくてなんぼ。PNASONICフルオーダーならルックスも自由自在。

フルオーダーだからこそ見た目のバランスにもこだわりたい。余計な装飾のないトラックバイクならなおさらのこと。

そこはもちろん福井さん。機能面はもちろん、審美的な意味でも徹底的にこだわってオーダーしています。

 

  • 結構重要なポイント、ヘッドチューブ。身長166cmではトップチューブとダウンチューブがヘッド付近でくっついてしまいがち。十分長さをとることでゆとりある隙間が生まれ美しいバランスに。

  • 福井さんのお気に入りポイントのひとつがこのフォーク肩。細身丸パイプの上端がスパッと切れたような、印象的ディティール。フォーククラウンやフォークの種類自体もいくつか選択肢があります。

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  • カラーリングは往年のPANASONICレーシングカラー。長年NJSフレームを作り続けてきたブランドへの、ささやかなリスペクトです。

  • パイプ径の選択肢も色々ある中、細身チュービングの繊細でクラシックな雰囲気も福井さんお気に入りポイント。

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クラシックレーサー然とした雰囲気を持ちながら、京都の街角にも自然になじむ佇まい。

海外マスプロ製品だと身長160cm台に合うフレームは見た目的に納得しがたいフォルムになってしまいがちですが、細かい寸法まで徹底的にこだわったことで美しいシルエットに仕上がっています。

この微調整が効くのもオーダーフレームの醍醐味。

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セオリーを押さえつつ固め過ぎない、オトナのパーツアッセンブル

もちろんパーツアッセンブルも徹底的に。

上質なパーツを使いつつ、バチバチに合わせたセオリー通りには組みません。

少し位相をずらし、あえて抜けを演出。

いわゆるストリート系のピストとは一味違う、オトナのアーバントラックバイク仕立てに。

 

トラックバイクマナーを知った上で固め過ぎないドライブトレイン

  • クランクは王道SUGINO SG75 165mm。

  • 最高の回転を誇るMKS SUPREME ペダルにトゥークリップ。

  • PHILWOOD HIGH FLANGE TRACK HUBが滑らかな回転を演出。コグもフィル、チェーンはIZUMI KAI。チェーン離れがスムーズ、踏力を確実に推進力に変換。

   

競輪マナーもモダンなストリートピスト要素もミックスして再解釈したコクピット

  • NITTO NJPRO-AA NJS ステム。競輪オマージュの急角度がピリッと緊張感。ヘッドもDURA。

  • そこに合わせるNITTO SLAT BAR。ライズなし、ややバックスウィープ、だけどゆるくない直線的なフォルム。685mmから670mmにカット、見た目と乗り心地のバランスを取っています。

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  • オトナのトラックバイクとしてブレーキがついてこそ完成形。レバーはTEKTRO FL750。チープなレバーですが、あえてこれ。線の細い造形はシンプルなトラックバイクの美観を邪魔せずスッと馴染みます。
    ESIのグリップもポイント

  • キャリパーはSHIMANO DURA-ACE BR-7800を。最新世代よりも優美な曲線の造形美。

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  • THOMSONのセットバックシートポスト、シートチューブ上端からビタビタに曲がり始める絶妙な長さ。サドルは鉄板、SELLE ITALIA FLITE

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 上質さだけじゃなく引き算も知る大人の美学が反映された足回り

  • PHILWOODハブに組み合わせるのはVELOCITY A23リム。あえて全シルバーではなく黒リム、シルバースポーツという匙加減、ハブのポリッシュ具合を引き立てます。

  • ライドフィールを求めた結果、お気に入りはVITTORIA CORSA PRO。高級タイヤでスキッドするなんてもったいない?グリップが良すぎて逆にスキッドできません笑 派手なトリックだけがトラックバイクの魅力ではないのです。

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まとめ:PANASONIC フルオーダーで理想の一台を。

PANASONIC トラックレーサー、フレームセットのオーダーは 228,000円(税込)~。

1mm単位から徹底的にこだわりを反映できるのはフルオーダーの醍醐味。

福井さんは身長166cmで微スローピングとしましたが、完全ホリゾンタルも実現可能です。

自由度が高すぎて何が何だかわからない、そんな方もぜひ一度ご相談を。

 

text:カドタ

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今までのサイクルショップの既成概念にとらわれることなく、スタッフ自身がいちユーザーとして本音で良いと思えるアイテムをセレクトし、”自転車を楽しむ”事をモットーに日々営業させて頂いております。 (主要取扱ブランド:ジャイアント・パナソニックオーダー・コナ・ブリーザー・ロイヤルノートン・フジ・ビアンキ・ジオス・ジェイミス・フェルト・GT・マージ・アラン・ブルーノ・ローローマウンテンワークス・ブルックス・ブルーラグ・シムワークス・ベロオレンジ・アピデュラ・リンタマン・ジロ etc)