【カスタムのすすめ】速さだけじゃない、自分が使いやすくしてこそ。700Cドロップグラベル ⇒ 650Bフラットバーカスタムご依頼いただきました!
2025.01.24 BLOG , eirin丸太町店 , カスタムパーツ , グラベルロード , サイクルハテナ(eirin丸太町店別館) , ホイール
素敵なカスタムを承りました。
京都老舗・VIGOREさんのグラベルツーリングバイク、山と旅の自転車Plusをドロップバーからフラットバーへ。
さらにホイールも700Cから650Bにインチダウンしてタイヤボリュームアップ!
自転車は速さを競うだけじゃない、自分が使いやすいようにしてこそ。
だけど性能追求もしっかり。まったりコミューターに見えてどうしてなかなかビュンと速く仕上がりました。
【カスタムのすすめ】700Cドロップグラベル ⇒ 650Bフラットバーカスタムさせていただきました!
– 目 次 –
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カスタム詳細

VELO ORANGE NEUTRINO
当店で昨年VELO ORANGE のNEUTRINOを組んでいただいたこちらのお客様。
ちっちゃいのにどんな道でも挑んでいけるナイスバイクですが、TPOに合わせてもう少し速いバイクも必要だと感じられたそう。
そんなわけで手に入れた山と旅の自転車Plus。
もともとGRX RX800系コンポをフル搭載した非の打ちどころのないパーツアッセンブル。
ホイールもしっかりGRX WH-RX570。
NEUTRINOより速い自転車という意味では文句のつけようがありません、が。
良いのは良い、だけどちょっぴりストイック過ぎるパーツチョイスとドロップバー、やっぱり「なんか違う」とのことで今回のカスタムに。
「なんか違う」その感覚ってとても大事。
自分が自転車と心地よく一緒にいられること、それこそがなによりも優先すべきこと!
まずはお手持ちのハンドル資産を活かしてNITTO x SIMWORKS Getaround CrMo Barを。
コラムスペーサーにもハンドルと同じダルメッキ仕上げの日東製を忍ばせました。
ブレーキレバーが意外と難関でした。
シマノ公式でGRXのキャリパーに対応しているのって実はサブレバーしかないみたいで。
お客様がご自身で調べてきていただいたBL-RS600が使えるというウワサを信じてインストール、タッチもカッチリ出ました。(真似される方は自己責任で。)
シフトレバーはラピッドファイア式ならSL-RS700ほぼ一択。
これ実は好き。シフトフィールがかっちりしてて気持ちいい!MTB系とかでもXT以上はやっぱり違いますもんね。
ハンドル周りに続いてもうひとつのビッグトピックがホイールの650B化。
外周が小さくなることで巡行性能は700Cに劣るなんて言われておりますが、それだけ聞いて食わず嫌いせずにぜひ一度は味わっていただきたい。
クイックな加速感とコロコロ感、エアボリュームによる極上の乗り心地、スペック表だけではわからない良さがあります。
フレームサイズ小さめの人は700Cより見た目のバランスもいいと思います。
700C太タイヤは太さよりも「デカい!」って印象になりますが、650Bだと外径とのバランスでちゃんと「太い!」って感じになるのも好きです。
ホイールは手組。リムは私スタッフ角田イチオシ、VELOCITY BLUNT SS。
リム内幅26.6mmのワイドワイドリム、TLでありながらカタログスペック395gと超軽量!!(700Cでも425g、手組リムのベンチマーク・OPEN PROよりまだ軽い!!)
このリムのおかげで漕ぎだしが軽くて気持ちよく進む仕上がりに。
個人的に好きなのがこのカマボコ状のリム形状と太タイヤが合わさった時のこの感じ。
タイヤとリムが一体となってドーナツのような浮き輪のようなコロンとまあるい存在感を放ちます。
今回のシルバーに加え、ブラックはもちろんポリッシュシルバー仕様もラインナップ。
シルバーリムがそもそも貴重。
クラシックイメージに寄せるならVELO ORANGE Voyagerなんかもいいんですが、200g近く重くなるし、そこまで古臭くないほうがいいならこれ。
才色兼備な良リムです。
ちなみにタイヤはスリックパターンのGRAVELKING 、650x48B。
最終的にはペダルもMKS Pretzelになってもっともっと雰囲気が出たのですが、ご納車時に慌てて撮った写真がダメダメだったので割愛。
また機会あれば撮影やり直しさせてください~
まとめ
最終的な仕上がりはなんと分類すべきか。ちゃんと速そうな雰囲気も感じるし、コミューターライクでもあるし、ダートもちゃんと走りそうだし…。
だれが乗っていてもおかしくない、あえて悪く言うなら無個性な状態から、乗り手の趣味嗜好や、大切にしているスタンスがあらわになるような自転車に生まれ変わる、この瞬間が大好きです。
全然タイプは違えどNEUTRINOと二台並んでも同じオーナーのバイクだと感じられるから、自転車って面白いですよねー。
自分の自転車にしっくりきていない方、ぜひぜひスタッフまでご相談を。
今回みたいな大改造はもちろん、グリップやバーテープを変えるだけでも自転車との距離がぐっと縮まるかもしれません、よ。
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