軽くてコンパクト、邪魔にならない携帯性の良さからは想像できないほどバックパックとしての完成度も高い RAWLOW MOUNTAIN WORKSのCOCOON PACK.

2020年初登場と比較的新しいプロダクトながら、人気に後押しされ今や2つの素材と10色の豊富なラインナップとなりました。

自転車、とりわけバイクパッキング・ツーリングとの相性が良い COCOON PACK の魅力を「アウトドアと自転車が大好き」な自転車屋の視点からお伝えします。

Rawlow Mountain Works Cocoon Pack（コクーンパック）ラインナップ

【RawLow Mountain Works / ロウロウマウンテンワークス】 Cocoon Pack（コクーンパック）

販売価格：税込9,900円

～オフィシャルオンラインストア～

カラー：Tarmac（ターマック）. Purple（パープル）. Navy（ネイビー）. Burgundy（バーガンディ）
容量：12-14L
重量：190ｇ
サイズ：縦47ｃｍ、幅23ｃｍ、マチ15ｃｍ
素材：インビスタ社 30D CODURAシルナイロン

【RawLow Mountain Works / ロウロウマウンテンワークス】 Cocoon Pack（コクーンパック）Spectra

販売価格：税込11,550円

～オフィシャルオンラインストア～

Color : Black / Brown / White / Red
容量：12-14L
重量 : 280g
サイズ：縦47ｃｍ、幅23ｃｍ、マチ15ｃｍ
素材 : 200D SPECTRA X-gridstop Nylon (Nylon91％, Spectra9%）
表面DWR（撥水加工）　裏面PU コーティング

共通スペック＆コンセプト

登山のアタックサックをベースにデザインされている COCOON PACK.

大容量で使い勝手の良いフロントアウトポケットにくるりとまとめるとコンパクトに収納できるパッカブル仕様。

僕たちはバイクパッキングのブーストバッグとして携帯する事をよくオススメしています。

例えばスタートは食材を入れて担ぎ、帰りは畳んで持って帰ってきたり、ふと立ち寄った道の駅や地元の直売所でも諦めることなく野菜を買い込めます◎

しかし!!人気の秘密はそれだけではありません。

パッカブルザックは他社からもたくさんラインナップされていますが、COCOON PACK のすごいところは「担ぎやすさに徹底的にこだわっている」ところ。

パッカブルザックは軽さ・コンパクトさにフォーカスしたものが多く、ペラペラのハーネスや剛性不足による担ぎにくさが目立ちます。

アタックサックとして求められる機能性として「軽さ」を追求する事は全く間違っていないのですが、COCOON PACK にはバッグとしての使い勝手を犠牲にしないバランスの良さがあります。

55mm幅でパッド入りのショルダーハーネス。

長時間担いでいても快適性の高い仕様です。

チェストハーネスも相まって、荷物の量に関わらず安定した担ぎ心地は軽量なパッカブルザックである事を忘れてしまいます。

メインの開口部はグローブをしたままでもつかみやすいフラップと直感的に操作できるドローコードがとてもスムーズな操作感です。

細長いスリムなシルエットですが、サイドからアクセスできるジッパーも備わっているので下の方に仕舞った荷物もすぐに取り出すことが出来ます。

前述の通りとても大きなフロントアウトポケットにはスマホ・財布の他にキャップやグローブなどすぐに取り出したいものがたっぷり収納可能◎

こういったポケットもミニマムなパッカブルザックでは省略されがちですが、ひとつあるだけで利便性が高まり「気付いたらいつも手に取ってる」バッグになりますね◎

rawlow mountain works のアイコンでもある縦に長く取られたデイジーチェーンももちろん装備。

外付け拡張性の余地も残してくれています。

ツーリング目線なら輪行時にヘルメットを掛けておけてとても便利です◎

フロントアウトポケットのジッパーはホイッスルになっています。

万が一の時安心なアイテムを忘れる事無く持っていける安心感。

OMMの必携品リストもひとつクリアです。

12-14Lの容量は里山・裏山・低山ハイクはもちろん、使い勝手の良さから普段使いとしてフル稼働されている方もお見かけします。

23cmとスリムな横幅は小柄な方やキッズにもオススメ◎

親子お揃いで使える隠れた rawlow mountain works のバックパックなんです。

軽さと耐久性 シルナイロン & スペクトラ機能性比較

まずは最初に登場した 30D シルナイロンを使用したモデルから。

同ブランドのこちらも名作、Nuts Packと同じインビスタ社の30D CODURA 30D シルナイロンを使用した軽量バージョン。

担ぎやすさ・快適な使い心地をお伝えはしてきましたが、190gという軽さはこの素材の強みのひとつ。

滑りの良い素材特性はパッカブル収納作業もスムーズで、よりリアルにパッカブルザックとして使用する方にオススメです。

透け感のある素材も遊び心があって良い感じですね◎

続いてSPECTRAバージョンについて。

200D SPECTRA X-gridstop Nylon を使用したこちらのモデルはよりハードなアクティビティにも耐えられる仕様にしたデュラブルバージョンとして登場しました。

ハネウェル社の超高強度ポリエチレン素材のスペクトラ繊維をリップストップ部分に使用した引裂き強度と防水性に優れたナイロンベースの生地となります。

スペクトラは、ダイニーマより繊維が太く、高い摩擦強度を持つ。鉄の15 倍強く、水に浮くほど軽く、有機繊維としては最高レベルの強度・弾性率を有し、カーボンファイバーに並ぶ機械的強度を持ちえます。

引裂や破れや擦れに強い素材特性は岩稜帯ハイクやMTBなども安心です。

表面にはDWR 加工による撥水性と裏面PUコーティングによる耐水性もあり、幅広いシーンでラフに使用できるバックパックです。

格子柄の表情ある生地感も何だか愛らしくてステキです◎

素材感・デザイン・機能性

合計10色のカラーリングから中々悩ましい選択ですが、あなたはどちらを選びますか？

素材による違いを説明しましたが、どちらもアウトドアギアとしてのタフさは充分に備わっていますので、よほどハードな環境での使用でなければカラーで選んでいただいて問題ありません。

お手持ちのウェアやギア・バイクとの相性を考えつつ選んでみてくださいね◎

個人的にはパッカブル時にバッグ内で行方不明にならない様、明るめカラーがオススメです。

小型のバッグなので、背負った時にも存在感が大きくなり過ぎないので、明るめカラーもチャレンジしやすいです。

ネーミング通りのCOCOONなシルエットが可愛い軽量パッカブルザック。

日常とアウトドアがとても捗る名作バックパックです。

ロウロウマウンテンワークスとは？

当店ではブランド設立当初より取り扱いさせて頂いております「 RawLow Mountain Works」は、バッグデザイナーとして20年以上のキャリアを持つ2人のデザイナーが2015年に立ち上げた パック類を中心とするマウンテンギアブランドです。

デザイナーのお二人はハイカーであると同時に生粋の自転車乗り（谷口リョウタロウ氏はGROWNBIKESのデザイナーでもあります）であり、古くより自転車カルチャーを知る 紛れもなく我々の大先輩。

デザインの初期衝動「自分たちが使いたいもの」の気持ちを大切に、バッグデザイナーとしての高い経験値・知識に加え、自転車業界～アウトドア文化への造詣の深さから生み出される数々の名アイテムには、”真のユーザーリアル”。そして”今”というワードがピッタリきます。

ハードな使用に適応する機能性ありつつも、愛嬌ある高いファッション性。そして東京は下町の自社工場生産による品質の高さ。

自転車業界はじめ、通り一遍等でつまらないと感じてしまう昨今のアウトドアシーンへ カンフル剤的なメッセージが表現されたアイテムにはまさしくオンリーワンな存在価値があります。

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