アルミ&カーボンのレースレディなフレームフォーク、なのにシングルスピードのグラベルバイク？
一見矛盾するような組み合わせですが、これも実戦を考えてのこと。

粘土質の赤土の未舗装路で、雨が降ると土がタイヤや変速機にまとわりつき走るのが困難であるというアメリカのオクラホマ州で行われる「THE MID SOUTH」という距離170kmのグラベルレースのために開発された本モデル。

一見不思議に思えるそのコンセプトも実際非常に理にかなったものなのです。

他社に先駆けてグラベルバイクをリリースしてきたサルサだからこそできる、
ピリリとスパイスの効いた業界へのアンチテーゼ。

シーンの隆盛と共に世にグラベルバイクがあふれる中で
「トレンドに乗っかっただけの似たようなバイクばかりじゃつまらないでしょ？」、
そんなメッセージが伝わってきます。

シングルスピード グラベル バイク【SALSA CYCLES / サルサ サイクルズ 2021モデル】 STORMCHASER（ストームチェイサー）

SALSAに関する他のブログはコチラ

-目次-
・モデル、価格、サイズについて
・SALSA定番グラベルモデルのWARBIRDアルミフレームを、泥だらけの悪路、悪天候仕様～シングルスピード～グラベルレースマシンに仕立てたモデル「STORMCHASER」
・「STORMCHASER」各部詳細説明
・まとめ

年式　モデル名など

【SALSA CYCLES / サルサ サイクルズ 2021モデル 】 STORMCHASER（ストームチェイサー）

販売価格：￥199,800（税別）/￥219,780（10％消費税込)

～オフィシャルオンラインストア～

サイズ（適応身長目安）

52.5cm（155cm～165cm）⇒店頭在庫ラスト1台/メーカー完売
54.5cm（162cm～173cm）⇒完売
56.0cm（170cm～180cm）⇒完売
57.5cm（178cm～188cm）⇒完売

【スペック】

【フレームスペック】

【ジオメトリー】

本国メーカーサイトはコチラ

SALSA定番グラベルモデルのWARBIRDアルミフレームを、泥だらけの悪路、悪天候仕様～シングルスピード～グラベルレースマシンに仕立てたモデル「STORMCHASER」

タイヤ最大クリアランス700C/650Bともに50Cまで装着可能な本モデル「STORMCHASER」。

同ブランドSALSA定番グラベルモデルの「WARBIRDアルミフレーム」を、グラベルモデルとしては実に珍しいシングルスピード仕様とし、更に泥だらけの悪路/悪天候にも恐れ知らずなグラベルレースマシンに仕立てたモデルとなります。

軽量かつ高い剛性面からパワフルな走りが期待できる6066-T6 アルミフレームをメインとしカーボンフォーク、また”シングルスピード仕様”を採用した本モデルは、グラベルバイクを基軸としながらも、のんびり長距離を～といった所謂巷でいう所のグラベルツーリングモデルとは一線を画す「シングルスピード グラベルレーサー」。

変速機能に頼る事なく前後一枚ずつのギア構造⇒”ペダルを回せば前に進む&ブレーキをかければ止まる”という 自転車の本質的機能のみといえる実にシンプル極まりない操作感は、

”CXレースあるある、ディレーラー周りに泥などがこびりついて & 林道で枝がギアに巻き込んで ⇒ 結果ディレーラー周りが破損、、、何て事も極力少なく済み、結果、ごちゃごちゃと余計な事を考えずただ「走る事」のみに没頭できます。

またシングルスピード＝部品が簡素化されスッキリとしたその自転車全体の佇まいは、よりバイクの美しさ＆格好良さが際立ちます。

またシングルと言えども、キャリア＆フェンダーダボはじめ、フレーム内、トップチューブ上、BB裏、フォークサイドなどあらゆる箇所にダボ穴を用意している点はグラベルバイクが軸となっています。

「STORMCHASER（ストームチェイサー）」は、決して機能性/効率性を着地とするモデルではなく、目の前に続く様々な道を距離を一枚のギアでひたすら漕ぎ進めるといった「ロマン」を追求するモデルであるように思います。

「STORMCHASER」各部詳細説明

チェーンステー/シートステーともにブリッジ（左右のパイプを橋渡しする）が排除されている事で圧倒的に泥詰まりしにくい構造。

またブリッジの排除は結果”パイプのしなり”を生み、乗り心地の良さやバネ感を提供。

結果、WARBIRDがもつ操作性、加速性、持続性の良さに加え、悪天候でぬかるんだ路面でも安心の安定感を両立させております。

またclass5 vrsという扁平したチェーンステーの形状は路面からくる衝撃を大幅に外側にしならせ、より振動吸収性を高めます=ライダーの疲労を軽減します。

本完成車モデルはシングルモデルではございますが、１７T/１８Tのコグが1枚ずつ付属される⇒歯数をかけかえれる所謂”ディングル”仕様。

スピード重視、コンディションが良い日の場合は17Tを、路面状況が劣悪な時は18Tをと、コンディションや用途、自分に合ったギア比を考えることができます。

＊因みに本モデルはフレームセット単体販売もございます（カラーはブラック 149,800円(税込164,780円))。フレーム単体販売モデルには変速仕様にすることができるハンガーが付属されており、リア変速あり仕様にカスタムする事が可能となっております。

前後ともスルーアクスル規格となっており、リアにおいてはディスク台座とハンガーが一体型⇒ホイール＆チェーン調整の際もローターの擦れが起き難くなっております。

使っている人ならこの必要性がわかるでしょう。フロントフォーク内側には補強プレートが配備。

このあたりの隠れた部分をコストダウンせず、作り手が必要と思う機能を惜しみなく落とし込むその姿勢が、やはりSALSAが長年自転車ファンから愛され続ける理由の一つかもしれませんね。

因みにオートライト配線用ホールも配備されておりますよ。

クランクにはMTBの分野では高い評価を受けるRACEFACE製が標準採用。

BB規格はMTB規格となる73mm BSA ねじ切り。

完成車やフレーム以外にも、アドベンチャーライドに適した多くのパーツ類を輩出するSALSA

ハンドルには標準でフォルムも美しくドロップハンドルのあらゆる箇所へアクセスしやすい名作「COW CHIPPER」が採用。

タイヤには悪路でのグリップ性と舗装路でのスムーズに転がりを両立する【TERAVAIL / テラヴェイル】RUTLAND(ラットランド）

DURABLE仕様で耐カット、耐パンク性に長けた仕様となっております。

まとめ

自分にとって何が必要で何が不要か、それがわかっている方には刺さるであろう本車体。

ギアに頭を悩ますぐらいなら、ただただ踏む方がいい。
登りは軽量なアルミフレームを活かしつつ気合で、下りは柔軟なリアバックと安定したジオメトリーで快適に。

余計なことは何も考えず目の前の路面に集中させてくれるバイクです。

気難しい車体のようですがそんなこともなく。
メンテナンス頻度の抑えられるシングルスピードは街乗りにも気兼ねなく使用出来ますし、
エンド交換でギアード仕様にも対応可能。

将来バイクの使用環境・用途が変わっても楽しんでいけます。

今最もクールなバイクイベント「GRINDURO /グラインデューロ」の前座イベント【 MADURO！/ マッデューロ！】 に参加してきました！！

道具がかっこいいのではなく使いこなす乗り手があってこそ。
嵐を呼ぶじゃじゃ馬バイク、乗りこなしていただけるのはどなたでしょうか。

2021年モデルのこのカラーは残り一台きり、値上がり前のお買い求めやすい価格お見逃しなく！！

【 ★ロードバイク / グラベル・ツーリング / 通学 バイク & アイテム 充実しております！ 】

↓京都で営業しております「サイクルショップeirin丸太町店」＆「サイクルハテナ（別館）」はこんなお店です。↓

サイクルショップエイリン丸太町店は、京都でチェーン展開しているサイクルショップエイリングループのスポーツ車専門店です。
京都大学　同志社大学に通われる為の通学用 通勤用といった初心者向けのクロスバイクやロードバイクをはじめ、上級者向けのモデル～マニアックなイタリア製バイクやオーダーメイドなど、またそれにまつわるパーツやアパレルなどの取り扱いも積極的に行っております。
基本スポーツバイク関連商品の販売・修理を専門としていますが、一般車の修理もしっかり対応しています（eirin丸太町店でのみ対応）。
更に2018年3月からは既存店：eirin丸太町店のすぐ斜め向かいに“別館”として「サイクルハテナ」をNEWオープン！グラベルロードやツーリングバイク、それにまつわるアパレルやパーツ、バイクパッキングを始めとしたツーリング系アイテム、またキャンプグッズなど、今までの自転車屋の既成概念にとらわれることなくスタッフ自身が本音で良いと思えるアイテムをセレクト～販売もさせて頂いております。
eirin丸太町店＆サイクルハテナでは、自転車に関する事なら分け隔てなく承り、お客様と共により良い自転車生活を送る事を信条として日々営業しております。