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【新規取り扱い&初入荷】Made in USA アイデアを瞬時に形に出来る自社内製造を貫く【ENVE COMPOSITES  / エンヴィ】

2020.05.05 BLOG , eirin丸太町店 , サイクルハテナ(eirin丸太町店別館)
本記事は最新の更新から1年以上が過ぎています。内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

先日INSTAGRAMにて先行お知らせしました新規お取り扱いブランドのご紹介。

【ENVE COMPOSITES  / エンヴィ】新規お取り扱い&入荷商品のご紹介

自転車好きなら一度は聞いたことがある方が多いブランドかもしれません。

知っているようで知らない細部も含め、”なぜENVEなのか”も含めてご紹介させていただきます。

-目次-
・全ては真に良い製品開発の為。Made in USAを貫くENVEとは
・故意でない破損は生涯保障。製品に対する自信とユーザーフレンドリーなアフターフォロー
・入荷モデル紹介 G23 / FOUNDATION 45 ROAD DISC 
・まとめ


全ては真に良い製品開発の為。Made in USAを貫くENVEとは

創業12年と若いブランドにも関わらず、圧倒的な知名度を誇るENVE COMPOSITES.

その理由はより良い製品を作り続けている事に他なりません。

多くのブランドが製造拠点をアジアに移す中、ENVEのカーボンリムは全てアメリカ ユタ州オグデンで100%製造されています。

実のところ、アジア圏で製造されるカーボンパーツはとてもクオリティが高いというのも事実。

ENVEがMade in USAにこだわっている理由は

”ユーザーに一人一人に合わせたより良い製品をより早く市場に届けること”

もう少し具体的に説明すると、下記の2点が主なENVEこだわりの製造体制です。

●発案~試作品完成までたった数日のスピード感

海外でOEM生産を行う事がほとんどのカーボンパーツは、通常試作品の完成まで数か月必要になります。

ENVEは全て自社内に製造工程を置いている為、発案~試作品完成までがたったの数日(最短5日)。

とにかく生まれたアイデアは形にしてみて、どんどんブラッシュアップする体制が整っています。

アイデア→試作品完成&テスト→細部をブラッシュアップ

このサイクルが通常の何十倍というスピード感で行われています。

例えば、32枚のカーボンシートを使用しているカーボンリムは、その貼り合わせを1枚ずつ変更していくような微調整を行い、100以上のプロトタイプが作られてから製品は世に送り出されます。

進化のスピードが著しいカーボンを扱う製品開発において、これはとても大きな意味があります。

●一人一人に合わせた製品ラインナップ

自社製造には必要なものを必要なだけ製造出来るというメリットもあります。

ENVE製品の中でも特に評価の高いカーボンリムに関しては40種類ものラインナップを可能としており、自社内に受注製造体制がある強みが活かされています。

製造は6か月のトレーニングを経た専門スタッフが行い、高いクオリティを保っています。

 

モノ作りに関して少し独り歩きしている感もある”Made in USA”に対する信仰のようなものを感じる事も多い昨今、

ENVEがこだわっているのはMade in USA(アメリカで作る事)ではなく、

”全てが自分達の手の届く範囲で行われることによるハイスピード&ハイクオリティなモノ作り”

である点が多くのファンを生み、急成長した一番の要因ではないでしょうか。

他社には無い、独自の体制が唯一無二の製品を生み出す秘密なんです。


故意でない破損は生涯保障。製品に対する自信とユーザーフレンドリーなアフターフォロー

*ハンドメイドされるリムには製造担当者のネーム入り*

ENVEは製品開発の際、販売価格を抑える事にはこだわりません。

決して非効率な製造を行うわけではなく、より良い製品でより良いライド体験を提供する事で価格以外の付加価値を多く用意してくれます。

決して安くはない製品価格に対して、手厚い品質保証を用意しているのも大きな付加価値のひとつ。

5年間という長期品質保証に加え、事故等、ユーザーの故意ではない破損に対しては生涯保障が適応されます。

一生で一度の買い物になる人も多いであろうハイエンドホイール。

他社には無い手厚い保証は製品に対する自信の表れでもあり、ユーザーに安心感を与えてくれますね。

~保証について詳しくはコチラ~


入荷モデル紹介

【ENVE/エンヴィ】 G23 700C 24H ENVE ALLOY HUB ホイールセット

販売価格:¥358,000-(税別)

~オフィシャルオンラインストア~

・リムハイト : 25mm
・リム内幅 : 23mmモールド成形の内側スポークホール
・スポークホール数 : 24H/24H
・ディスクブレーキ専用
・最小タイヤサイズ:28C / 最大タイヤサイズ: 50C
・チューブレスのみ適合(パンク時はチューブを入れて使用可能)
・フックレス構造
・ハブ : ENVE  Alloy、F 12×100・R 12×142
 
高強度と手厚い保証のENVEのラインナップでは見逃せないグラベル向けチューブレスクリンチャーモデル。
グラベル向けのリムとしては軽量なリム重量329gはボリュームのあるタイヤでもストレスなく走れるでしょう。
そして、低圧での走行時のリム打ちを考慮したワイドフックレスビード仕様。ビードフックを廃した仕様はそのままに端部を肉厚にデザインする事でリム打ちパンクのリスクとリムへのダメージを最大限減らすENVE独自の仕様です。
 
G23は従来のENVEの流れをくむ正しくトップグレードのホイール。前述のリムに加え、ハブはENVEオリジナルのフランジ形状に。
これにより、縦剛性に強い2クロス組みをしながらも、横剛性を高められるという物。 

【ENVE / エンヴィ】FOUNDATION COLLECTION 45 ROAD DISC 前後ホイールセット

販売価格:¥198,000-(税別)

~オフィシャルオンラインストア~

・リムハイト : 45mm
・リム内幅 : 21mmモールド成形の内側スポークホール
・スポークホール数 : 24H/24H
・ディスクブレーキ専用
・25から28cのチューブレスタイヤ用にエアロ性能を発揮
・チューブレスのみ適合(パンク時はチューブを入れて使用可能)
・フックレス構造
・ハブ : ENVE Foundation Road Alloy、ID360 40t ラチェット
スポーク : Sapim CX Sprint
重量 : 1,541g

FOUNDATION COLLECTIONとは、価格のハードルが高いENVEがより多くの人にENVEの考えるクオリティのライド体験を提供したい、と送り出すセカンドグレードです。

オールマイティに使いやすい45mmハイトのカーボンリム。

表面仕上げはとてもクリーン。

実際に触れると、如何にも強度が高そうなカッチリ感があり、ENVEが大切にしている”STRONG”を実感出来ます。

ENVE独自の技術として、モールド成型のスポークホールも強度に大きく貢献しています。

通常のカーボンリムは製造後、ドリルでスポークホールを開けていきますが、この方法だとカーボン繊維を切断してしまう為、損なう強度を補う為に肉厚に設計されます。

対して、ENVEはカーボン成型段階で穴も一緒に成形する特許技術を有しており、肉薄軽量に仕上げてもより高い強度があります。

ホイールとして組み上げ、スポークテンションによる負荷が掛かり続けても、破損することなく長く使用出来るのも嬉しいポイントです。

チューブレスタイヤを推奨するENVEはフックレスビードを採用しています。

自動車やオートバイなど、自転車以外のほとんどのホイールがフックレスビードのチューブレスタイヤであることからもわかる通り、

フックレスビードのメリットはたくさんありますが主なメリットは下記の通り。

”強く、軽く、チューブレスに最適、エアロ効果が高く、生産コストが抑えられる”

ビードフックが無い事で強度が上がり、軽量になるのは見た目から想像がつきますね。

25~28cのタイヤを組み合わせることでタイヤとリムの段差が無くなり、エアロ効果も高めます。

製造上最も手間が掛かり、ミスによる廃棄が少ない事で製造コストが抑えられるのも隠れたメリットなんです。

対するデメリットとしては、

”タイヤの寸法が高精度でないと成立しない”

その為、寸法公差の少なく、リムとの密着度が高いチューブレスタイヤの使用を指定しています。

※ライド中のパンク時などは、チューブを入れて使用することも可能ですのでご安心を。

ちなみに45リムの最大空気圧は90psi/6.2barと一般的に考えられるロードバイクの空気圧としてはとても低い数値です。

「チューブレスはリム打ちパンクしにくい⇒より低圧でも乗れる」と言われることが多いですが、

ENVEの考え方はむしろこれが「最も適正な空気圧」であるという事。

ロードバイクのタイヤは乗り物の中でも極端に高圧設定なのですが、これは「パンクしない為」が主な理由であり、乗り心地やグリップ力、より早く前に進むという事を犠牲にしてきました。

パンクリスクを大きく下げる事で、それらのバランスが取れた空気圧で乗ることが出来ると言うことです。

バルーン抜きの穴も段差無くキレイに塞がれています。

カーボンリムはバルーンを内側から膨らませることで内圧をかけ成形します。

成形後、バルーンの残骸がリム内に残ってしまう事がありそれが重量増やガサガサと異音の原因になったりします。

ENVEの技術でバルーンは完全に除去されており、そういったストレスからも解放されています。

公称450gに対して、実測がコチラ。スペックに忠実なクオリティの安定感も流石です。

ENVEアルミハブ。

こちらも単なるOEM製造品ではなく、自社で設計されたオリジナルなハブです。

ハイエンドモデルに採用されるカーボンハブは軽量化と最適なスポークパターンとすべく、花型の様な独自のフランジ形状ですが、こちらは通常の円形フランジとする事でコストを削減しています。

軽さは犠牲になりますが、剛性や耐久性に関わる寸法は上位グレードを継承しています。

回転軸に対して垂直に設計されるフランジがほとんどですが、ENVEハブはほんの少しだけ内側(ハブ中央)に向かって斜めに設計されています。

リムに向かって内側に伸びるスポークとフランジの接触点のストレスを軽減し、スポーク折れのリスクを低くする設計です。

全てをコストカットするわけではなく、必要な部分にはきちんとコストがかけられているのも信頼出来るポイントですね◎

フリーボディにはMAVICのID360を採用。

ハイエンドモデルにはアルミボディが採用されていますが、こちらはスチールボディを採用することでコストのバランスを取っています。

回転性能と反応性、重量、耐久性のバランスを考え40ノッチ。

NTN製のスチールベアリング採用。

ENVEがセラミックベアリングを採用しない理由は耐久性とのバランスにありますが、長くなってしまうので、オフィシャルサイトをご覧ください。

ウェーブワッシャーとの組み合わせで適切なプリロードがかかり、末永くスムーズな回転を維持してくれる構造です。

スポークには手組ホイールでも圧倒的信頼性と性能を誇るSAPIM.

中でも定番のCX-RAYではなく、同じくエアロながら剛性重視のCX SPRINTを採用しています。

この辺りにも軽さだけでなく、トータルバランスを重視するENVEらしいチョイスといえます。

内臓式ニップルも同じくSAPIMの真鍮製。

その他、チューブレステープ、チューブレスバルブ等が付属します。


まとめ

僕たちも組み立てるのがとても楽しみ。⇒組み上がりました。

伝えたい事が多過ぎて、とてもこの価格帯のホイールとは思えないクオリティです。

ENVEについて、詳しい情報は日本版オフィシャルサイトに多数掲載されておりますので是非ご一読ください。

ここまで詳細な情報が公開されているというのもENVEの魅力のひとつかもしれません。

今まで価格でENVEを諦めていた方にも、初めてのホイールカスタムを検討中の方にも選択肢に是非加えてみてください。

FOUNDATION COLLECTIONには更にエアロ効果の高い65mmハイトモデルとグラベルモデル・MTBモデル(29&27.5)がラインナップされています。

各モデルについてはまた改めてご紹介させていただきます。

少々長くなってしまいましたが最後までお読みいただきありがとうございます。

ENVEに興味を持っていただけたなら、お電話やメールでもご相談いただけますので、お問い合わせくださいませ。


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